2006年9月

2006年9月30日(土)
とてもいい天気。秋だなあ。ロバだなあ。創作やっては戻り。ドドドド。やっては戻る様はまさしくロバの歩調。中東のどこかで毎年競馬ならぬ競ロバの大会があるときいたことがありますが、それは走り用に特別調教されたロバなのだろうか。ロバはふつうがいいなあ、などと益体のない夢想に浸っていると、マイドー、パン屋デースといいながら園子さん帰ってくる。友人のマリちゃんはもうプロ以上のパン職人で、まとめて焼いたのをうちでは買い取るようにしている。ぼくの朝ごはんは毎日マリちゃんの焼いたパンです。今夜は音楽会へ行く。しかし服装は園子さんパーカー、ぼくはジャージ。自動車で早めにハーモニーホールへ行き、出入り口に近い場所に停めておく。場内はいくらハーモニーでも、帰りの駐車場は、いつも不協和音が渦巻く。ベトナムうまれのピアニスト、ダン・タイ・ソン。猛獣つかいと園子さんはいっていた。風体が怪しいわけでなく、目に見えない鞭を振って、音楽を自然に動かす、という感じのことです。客席にダン・タイ・ソンの団体さんが座っている様子を考える。ラーメン屋で園子さんはみそ、ぼくはしょうゆラーメンをたべた。家に帰り、園子さんは夜中の台所でパンを切る。パンの団体さん。

2006年9月29日(金)
早朝は雲が多いけれど、陽が射すとじりじり暑いくらい。ずっと創作。昼間に庭へ出ると、外の名の知れない植物に、ものすごい数の蠅が雲のようにとまっている。こちらが近づくとワンワンと飛び回り、少し離れるとまた植物にとまる。スティーブン・キング的。蠅が人の形になって襲ってきたりしないか。暗くなってから人の形の園子さん大量の袋を提げて帰ってくる。晩ごはんは、ターツァイ挽き肉炒め、鶏のレバーの八角煮、ほうれんそうと油揚げとシバエビのお浸し、かぼちゃの炊いたもの、かれいのにちゅけと、いま書いてしまい、猫たちに爆笑された。煮付け。一昨日に食べられず昨日食べたメロンを今夜も食べる。財閥の名にふさわしい豪儀な果物なことです。

2006年9月28日(木)
起きても内臓重い。ライクアスリーピングストーン。朝から天気よいので、窓開けはなして創作。昼過ぎに少し昼寝した。電話の呼び出し音が鳴ったのでずるずる起きだしていくと、原稿の依頼だったけれど、こちらがもじゃもじゃ話しているうち、むこうが切っていた。えらい身勝手な依頼ですな。夕方、神保町関係者から依頼のあった古書についてのエッセイ書く。はじめのうちは自分でも、なにを書いているのかわからない。書き終わってなんとなく一周したしいいか、という気になる。園子さんググー、ゴロゴロ、ググーとストーンの口まねをしながら帰ってくる。晩ごはんは、水菜きのこ湯豆腐、めざし、エリンギのバター炒め、里芋の煮っ転がし。すだち大活躍。昨日食べられなかったメロンを園子さんと食べる。緑の細胞がさわさわと震えて舌にまとわりつくような味。17日に親戚から贈られたもの。ロバの目に涙。

2006年9月27日(水)
一昨日くらいの気温にもどる。窓開けて、長袖Tシャツを着て創作。えんえんずっと。午後、クロネコがすだちをくわえて階段をあがってくる。早川さん、どうもありがとうございます。ぶどうといい梨といいすだちといい、いやまったく、ロバには泣けるくらいの日々ですよ。すだちはサンマ用だろうと猫たちプラカードで抗議。矢野さんから書評用のゲラ送られてくる。大阪ではよう笑うひとのことをゲラいいまんねん。なにをチャリぬかしよんねん、とミヤコ蝶々の口調でいいながら園子さん舞台上手から入ってくる。晩ごはんは、なめこおろし、おくら納豆、めざしにすだち、たこの煮付け、れんこんひじき、そしてサムゲタンラーメン。張り切ってラーメン食べすぎた。腹のなかで膨れるのを計算にいれていなかった。ムー、ムーと寝転がってうなっている。胃のなかがググー、ゴロゴロ、ググー、ガラゴロと鳴っているのをきき、園子さん木の箸をエレキギターに持ち替えライクアローリングストーンをうたいはじめる。どんな感じがする? どんな感じがする? 消化されない麺のようにずるずる伸びていくのは。

2006年9月26日(火)
ウー寒い。ぜんぜん気温があがらない曇り。オイルヒーターをつけている。それでも気温は12度ある。ずっと創作。たまに電話が鳴り、出たとたんバッサリ切られる。お前どっかで望遠鏡で見とんのか、と叫び、裸で剣舞を踊りたくなるが、猫たちになだめられてやめる。だんだん目がかすんできて、オー、わっしももう年ですなー、どらボクちゃん、お年玉あげよか、といって袋にめんたいこを詰めていると、シャー寒い、シャー、寒いー、と蛇状に伸び縮みして園子さん帰ってくる。数秒の協議の結果、ちゃぶだい送りの儀式をとりおこない、そしてすぐ、こたつ迎えの儀式をとりおこなう。寝床用に綿毛布もお迎えする。供物として、梨が親戚から届けられる。ありがとうございます。晩ごはんは、サムゲタンの汁をつかった野菜スープ、麻婆豆腐、れんこんとひじき、たこの煮付け。西洋のロバは、イーヨーと鳴くらしい。西洋の猫は、ミンゴロゴロ、ミンゴロゴロと、鳴くかどうかは知らない。10時ごろまで文庫のゲラを読む。11時頃、別の文庫の背表紙の文章について考える。

2006年9月25日(月)
涼しい晴れ。朝から創作。午前中、ガタン、ゴトン、と外階段が響く音がして、熊か、と思っていたら隣の西村さんだった。ゆっくりと腰を折り、「これ、獲れすぎたで、よかったら、食べてくれんね」と、箱いっぱいのナイアガラ。ありがとうございます。ロバと猫はレッツ音頭アゲイン。対談の仕事の電話、書評の仕事の電子メール。昼過ぎまで創作。午後からは日経のコラム。届けられたばかりのぶどうについて書いた。園子さんヨホヨホレヒホとアルプスぽく唄いながら帰ってくる。歌のとおり、晴れているのに西に広がるアルプスの稜線が削り立ての鉛筆で引いたように正確に見える。これはだんだんと寒くなってくる兆し。ヨホレヒホー。晩ごはんは、サムゲタンですわ。昨日つくってはったんはこれやったんかとわしタマゲタンですわ。ほうれんそうごまあえ。アボカドトマトサラダ。わかめときゅうりとたこの酢の物。日が暮れると寒くなる。ヨホヨホに眠いんでわひ寝かひてもらいまふわ。

2006年9月24日(日)
よく晴れている。園子さんとともに、休養のため、昼前から安曇野へ途中でプリンス、ロバート・ワイアット、ブルース・ハーク、妙なラップなどかける。安曇野の風景にまったくそぐわない。稲刈り間近の田圃は巨人になってワーワー転げ回りたくなるほど見た目にもやわらか。そんなことしたら泥んこになりますよう、とまぼろしのロバがささやく。飯沼飛行士記念館というところで、戦前の日本の飛行士の、立派な写真など見る。解説員の話によれば、そのころ、飛行機の操縦士は、ハンサムなひとでないとなれなかったらしい。外国にいったとき、堂々と渡り合えるように、ということで。飯沼飛行士は、どんな群衆写真のなかで見ても、あ、ここだ、とすぐにわかるほど目立つ。ただ男前というだけでなく、なんというか、人間の偉大さのような気配が顔から発散されている。ロンドンでもパリでも映っている大勢のなかでいちばん目を引いていた。二時頃出て森の奥のそば屋へ。大盛りを頼むと、水中からブオッと出てきた妖怪のように堆く盛られてあって園子さんはヨロヨロうしろへ後退った。近くの温泉宿常念坊で温泉にはいった。オー、ユー。帰りにかけていたのはキンクス、トッド、ラップ、ナイアガラなど。トッドといっても海の獣ではない。家に帰ると大和さんが大量のナイアガラをもてきてくれた。ありがとうございます。まぼろしの猫と園子さんは浴衣に着替えて音頭を踊っている。晩ごはんはレタスとキュウリのサラダ、蒸しアスパラとブロッコリー、チーズ、ゆるめのカレー。ツール・ド・フランスの録画しておいたのを見ているときボタンを替えると、自転車の世界選手権をやっていたのでそちらを見る。森で捕まったひとのようなベッティーニ選手、偉大な気配の勝利。

2006年9月23日(土)
園子さん7時前に工房。こちらも創作。昼過ぎまでつづけ、戻ってきた園子さんと、戻りかつおのヅケ丼をたべる。今年は初夏のかつおがなかなか北にあがらず。これじゃあそもそも、戻ってくるってのが無理だ、とのぶさんと夏に話したけれど、こうして戻ってきた、ということはこのかつおは北へいったのだ。そして戻ったのだ。偉いなあ。酒屋でビール、ウイスキーを買い、図書館で音楽関係のものとニューヨーク居住ガイド。晩ごはんは、蒸しブロッコリー、オイキムチ、カクテキ、もやしサラダ、ぶりの照り焼き、豚の角煮と青梗菜、長芋の千切り。たいへんビール的な献立だった。布団に入ろうとすると、大阪の父から電話があった。「いまから寝る」というと「病気か」と驚いていた。

2006年9月22日(金)
曇っていて寒い。気温はまだ二十度あるけれど、なんだか11月くらいに感じる。夕方、図書館に行くつもりでしたが、工房の園子さんが図書館に確認してくれ、休みだとわかった。無駄足はこばなくてよかった。夕方までずっと創作。なまこのように疲弊した園子さんズルズルと階段を這いあがってくる。今日は外食。れいざんという中華料理屋で、豚肉の辛みソース、蟹豆腐、雲呑、牛と野菜の旨煮。午後六時前なのに、近所の上品そうな老婦人などで満員になり、こちらが落語でいうところの名人会的な料理屋だとすれば、チャイナスパイスは寄席だ、という話を園子さんとした。チャイナスパイスの奥さんにしたら寄席的な感じ何度も来てもらえるほうが嬉しいのではないだろうか。家に帰ってボー。綾木さんと電話で、文庫のことで遅くまで話す。

2006年9月21日(木)
真夜中に目覚め寝られない。そのまま創作。朝方いったん布団に入り、六時に起きて、また創作。だいたい一度くらいはこういうことが起きますね。昼頃、綾木さんから電話。須貝さんからも電話。午後はボオッとし、やっとオイルが切れたかと思ったら三時からまたしばらく書いていた。ろばが急に走ったような感じ。園子さんに目薬を買ってきてもらう。晩ごはんは、ちくわとねぎのにんにく炒め、きゅうりやいかや漬け物などの五色納豆、炙り厚揚げ、アジの塩焼き。オー、アジおいしい。ビール、日本酒、ウイスキーを少しずつ飲む。九時前にう。

2006年9月20日(水)
快晴。なれど風強し。朝からマメに創作。周囲では一昨日くらいから稲刈りが始まっている。マシンでなく、鎌で刈っているひとが多い。刈ったあとの切り稲の切り口はたいへんうつくしい。今日は書く以外なにもしなかった。園子さんは真っ白い付けひげを生やし腰を折って帰ってくる。晩ごはんは、きのことたらこのにんにく炒め、キュウリとたこの酢の物、モロヘイヤのしらす和え、珍しいチーズ、さんま塩焼きに大根おろし。ビールと日本酒。ベトナムの音楽学校のテレビ番組を見て感激する。最後にホーおじさんの映像が映った。ホー。少女に取り囲まれて満足そうにしている。

2006年9月19日(火)
涼しい曇り。ずっと創作。午後に電話が鳴り、受話器を取ると、ピーガガー。また鳴った。またピーガガー。また鳴った。またピーガガー。うちにはファックスがないとあれだけいっておるではないか! 軍人口調で叱りつけてもピーガガー。電話線を抜いて創作をつづける。五時過ぎ、ビニール袋を大量にさげた園子さん、旦那、いっちょやりますか、とご隠居口調でいいながら帰ってくる。そのまま台所にいき、枝豆の莢の端を、はさみで切りはじめる。あんまり熱心なので、隣に寄って「マメに豆を切っているね」といっても、黙々と切っているだけ。ピーガガーときこえたのかもしれない。風呂にはいり、晩ごはんはわさび漬け、じゃこおろし、きのこ野菜汁、焼き穴子、シューマイ。食べている途中、園子さんが向きなおり、「ねえ慎二さん、この豆はいったいいくつあるでしょう」といった。じっくりと眺めたあと、百二十、とこたえたら、「惜しい、百六」といった。台所でマメに豆を数えていたのか。夜中に坐古ゆみちゃんから電子メール。三崎の商店街の中心のひとつ、あの高野湯が営業を休止するという知らせ。

2006年9月18日(月)
朝から重い曇り。風が吹き巻いている。肩がほとんどあがらないウグー。朝は創作。昼前に産経新聞のごく短いエッセイ。本と出会うということについて。昼から園子さん運転の自動車で、山辺ワイナリー、スーパー、そして本屋。昼寝。ふなの旨煮が来た。長芋納豆、にんじんとカリフラワーと芋の蒸し野菜、出物のまいたけ炒め、きのこ汁、そしてぶりかまの塩焼き。楽天の岩隈投手残念。園子さんは帽子までかぶったのに。「わたしのろば ベンジャミン」という本を読む。園子さんは「今年買ったいちばんの本」といっている。1968年に出たドイツ語の本。ロバよ! 

2006年9月17日(日)
朝は創作。とてもいい天気。みずうみ、寒くなるまでに終わりたいものだと願っても、話は進む速さでしか進まない。ロバは鹿じゃなく、やっぱロバですからね〜、とロバは語る。午後はゲラ。ゲラゲラゲラ。もっているCDを片端からりんご機械に記憶させる。ブルース・ハークのCDをすべてもっていたことがわかり驚いた。また、りんご機械はどこかの本部と交信し曲の題名などをすべてすぐに表示する、という、果物とは思えない手際をもっているのですが、海賊版でも、題名が表示されたのは驚いた。りんご音楽本部には海賊版のデータまで揃っているのか。六時前、園子さん紙袋を両手と歯にぶらさげ、バサバサ紙の音をさせながら帰ってくる。どうぞ風呂へ。どうぞ食卓へ。晩ごはんは生春巻き、レタスやブロッコリーのサラダ、焼き鳥、湯葉豆腐。夜中にヴィノクロフ選手の晴れ舞台を見る。カザフスタンではいま乳飲み子から危篤のひとまで自転車熱がたかまっている。

2006年9月16日(土)
尾久のすばらしい朝ごはん。新宿のきれいな服屋で、十何年前から顔なじみの笹田さんとばったり会う。赤ん坊用の贈り物をふた組買い、紀伊国屋書店で、絵本、イタリア語の本、ロバの本を買った。新宿駅で園子さんと別れ、あずさでひとり帰宅。晩ごはんは、千葉さんからいただいた茹でソーセージ、にんじんとじゃがいもの蒸し物、ヒヒーン、ブルブルッ、野菜はやっぱり蒸し器で蒸したのがいちばんうまいなあ。ロバもヒヒーンと鳴くのだろうか。タマネギとレタスのサラダ、板わさとうるめめざし。ロバの国の自転車レース、ブエルタ・エスパーニャのタイムトライアルを見る。ヴィノクロフよかった。フランスの旅にもし出場していたら。

2006年9月15日(金)
長薗さんと朝食。きのこの炊き込みごはん、あさり汁、お新香。フェミ・クティのライブをDVDで鑑賞したあと、三人で上京。長薗さんとは四谷の駅で別れた。ぶどうとわさび漬けのお土産は今度は無事に家までもってかえってもらったろうか。園子さんとそのまま浅草ギャラリー・エフへ行き、レオナルドとたぶん三年ぶりの再会。レオナルドの写真の展示は、これまで数多く見てきたエフの展示のなかで、ディスプレイの仕方としてはもっとも素晴らしいと思った。レオナルドの奥さんのゆうこさんが手作りした木箱に電球をいれ、表面に引き延ばしたフィルムを張っている。灯籠流しか、あるいは、夢のテレビのよう。思えばスペイン人の友達イニーゴに紹介され、吾妻橋のぼくの家をレオナルドが訪ね、浅草をふたりで歩きながら様々な話をしてから、たぶん六年以上経っている。そのときにもたしかエフにいったけれど、その同じギャラリーで、こんなに素晴らしい展覧会をレオナルドが開いたことに感激する。午後六時までいろいろと話し、みなで抱き合って別れ、園子さん、エフの社長とともにサントリーホール。今度は琵琶の友吉さんが出る演奏会。プログラムは三つにわかれていて、はじめは野村萬斎の能、友さんの出るノベンバー・ステップス、最後にラベルのボレロ。いろいろ出るので、寄席みたいな演奏会だと最初は思ったけれど、三つ並べてみるとずいぶん集中力の必要な演奏会だと思った。能でいきなり寝た。能はいつも、「オー、この緊張感は特別だな」と思って見入るのですが、途中で必ず「がく」と頭が落ちる瞬間があり情けない。ノベンバー・ステップスでは、友さんの琵琶が、広いホールじゅうに広がり、秋の山のようだった。ボレロは生で聴くとこんなに格好がいいのか、と思った。終演後、楽屋の入り口で友さんと握手。まんまるい月のような満足げな顔だった。晩ごはんは、赤坂の居酒屋でシメサバや焼き鳥、野菜の煮込み。東京はいろいろなものが見られて贅沢なところじゃよ、と園子さんはいった。

2006年9月14日(木)
朝は創作。昼前、松本駅で長薗さんを出迎える。急に雨あがり、陽まで差してくる。田舎家でせいろそばを食べ、家にあがって、裏のブドウ畑を見ながら早くも日本酒が空になる。15年くらい前、長薗さんと電車のなかで、ウオッカのボトルを空にしたことを思いだす。近くの温泉ホテルへ自転車で行き、短くつかって、また自転車で帰ってくる。錆びた上に空気のぬけた買い物用自転車で長薗さんは最後まで足を緩めずのぼりきった。そのまま寝てしまう。母親のようにふとんをかけ、戦争日記を読んでいると、割烹着の紐を結びながら園子さん帰ってきて、そのまま台所に立つ。目が覚めるか覚めないかのうちに、目の前に、いろんな料理の皿がつぎつぎに運ばれてくるのだから、長薗さんは、割烹料理屋の夢を見ているのか、と思ったかもしれない。毒味役の夢と思ったかもしれない。ビールと焼酎を飲みながら、晩ごはんは板わさ、甘唐辛子のおかか和え、衣かつぎ、白滝のたらこ和え、焼き厚揚げ、レンコンのきんぴら、豚とネギときのこ鍋など。焼酎の一升瓶二本。酔っぱらいながら遅くまで話をする。男の人はみな焚き火を必要としている。

2006年9月13日(水)
五時前豪雨の音で起きる。ぶどうの収穫にも影響が出てるらしい。雨音のなか、パンを食べて創作。犬がヒョイと出てきて驚いた。白馬の長薗さんから電話がある、といっても、白い馬にまたがって槍を振りまわしているわけでなく、今日から白馬の古なじみの宿に泊まっているのです。明日は午前十一時着とのこと。神保町の古書店関係者から電話。古書についてのエッセイ依頼。夕方だか夜だかわからない暗い雨道のなかを、だんな〜、降りますね〜、商売あがったりですよ〜、といいながら園子さん帰ってくる。昔読んだ本のなかに、旦那という名の刑事がいたことを思いだす。今晩は外食。駅前の地下スーパーでお酒と食材を買い、ラーメン屋で園子さんと塩ラーメンを食べる。帰宅し、風呂にはいった直後、日経から電話。とある山岳会から先週のエッセイを転載したいとの話。よろこんで、よろこんで。猫たちはラーメンがなかったのでずっと恨み節をうなっている。最近ずっと読んでいるのは神保町の八木書店で買った徳川夢声の「夢声戦争日記」。

2006年9月12日(火)
朝から雨。いくつか返事を書いたあと、ずっと創作。天気予報によると、これから一週間ずっと雨、雨、雨という話。今年はまったく雨の多い年だよカエルの母さん。書いている途中、とても寒く感じ、温度計を見ると14度だった。そりゃ寒いよモグラさん。園子さん震えるあまり左右にぶれながら帰ってくる。晩ごはんは鶏と白菜の鍋、蒸し野菜、焼き厚揚げ。暗くなっても前の空き地ではガガガとマシンで草を刈っている。暗いどころか、雨が降っているのに! なんでそんなことしなくちゃいけないんだよ、と問いかけると、人間だから、とそのひとはこたえた。園子さんはテレビで人間の証明の映画を観ている。猫の証明。ロバの証明。モグモグモグ。麦わら帽子は食べてしまいました。

2006年9月11日(月)
非常なる疲労。重い雨が全身に降っている。この重みに耐えきれるからだを手に入れたい。午前中、日経のコラム。午後は創作。ハバナ、ハバナ、と誰かが笑っている。陽のでない日は、寒いくらいに感じるようになった。ちゃぶ台の下の空洞が気になるのは、そろそろこたつを準備しなければ、という気分かと思い、まだ九月であることに愕然とする。猫たちは、いつでも準備オーケーという様子。園子さん自動車で、しぶきをたてないよう安全に帰ってくる。きのう、すき焼きについて話したせいか、晩ごはんは、王子の肉を使ったすき焼きになった。日経のコラムにもすき焼きのことを書いたのだった。トマトとかいわれサラダ、きゅうりとワカメのサラダ。風呂上がりにレオナルドから電話がある。ひさしぶりに外国語を使うと舌がひっくりかえる感じになる。

2006年9月10日(日)
ひとりで早朝の森を散歩。枝がアーチのように左右から突きだした小径。その向こうから朝日がのぞいたのは愉快だった。朝食の席で、大阪のすき焼きには昔、生卵を使う風習はなかった、と断言すると、園子さんに、それはあなたが食べていたのはきっと子供用のすき焼きだったからです、と論破される。ギュウ。三人で絵本館。コーヒーをごちそうしてもらい、大判の素晴らしい画集をいただく。自動車で大王わさび園。いずみちゃんと園子さんはわさびソフトクリームを食べた。田淵行雄記念館。昔の登山家たちの鋭い目つき、みなちょっと屈んでいるような姿勢、ひとりひとりがばらばらのまま繋がっている感じ。松本へ戻り、そばのもとき。土産物を探して中町を歩いたあと、松本駅でいずみちゃんを送る。帰ったら、克典から、名前が付いたという知らせがあった。おめでたい。父親になった克典と、写真家の孝典は双生児ですが、それを記念して、千葉さんからいただいたソーセージを食べることにした。中身が詰まり、まっすぐに延びた腸詰めのように成長してほしい。ゴーヤカレー、グリーンサラダ。非常なる眠気をおぼえ午後九時に就寝。

2006年9月9日(土)
深い眠りのいずみちゃんを起こさないよう園子さん朝の支度。そして工房へ。少し創作をしていると、いずみちゃん咳をしながら起きてくる。朝食を食べ、松本の町へ。いずみちゃんは松本の町ははじめてということで、ギャラリーエフの看板娘らしく、ほうぼうに残る蔵に見入っている。景観が、観光地らしく統一されてあるのでなく、店ごとにばらばらであることを指摘し、このほうが、居心地がいいねーといっていた。たぶん統一されることこそ松本の商店主がもっとも嫌うことでしょう。大糸線で穂高へ。そばの双葉で、ボニーがその上に座りたいといったこんにゃくの刺身と盛りそば。いずみちゃんが学生時代から馴染みの絵本館という美術館へいく。すばらしいデッサン画はもちろん、二十年前に建てられたというその建物のエバーグリーンなかたちに驚いた。館主の広瀬氏、その奥さんと外のテラスで歓談。どんどん暗くなり、日が暮れたので、いつもの温泉宿・常念坊へ向かう。歩いてすぐだよ、といわれて歩いていくとほんとうに近く、家でいえば隣だった。法事の団体客がいていつになく宿はにぎやか。しかし温泉には誰もはいっていなかった。七時半ごろ、ニール・ヤングのかかった自動車を飛ばして園子さん到着。新鮮な岩魚や山菜料理。食事の途中、バサッと襖を開き、山の男こだまさんが「いっしいさーん、ひさしぶりじゃーん」と駆けこんでくる。片手に日本酒の三合瓶を三本もっている。浴衣の園子さんがビールなのに気づき「ちょっとの間、待っててよ!」と厨房に走っていき、生ビールのジョッキをふたつ、片手にもって戻ってくる。「いきなり俺の話で悪いんだけどさ、テレビ東京ってあるじゃん。月曜だから、11日の午後! 七時! 山のテレビで、俺、ガイドで出てくるでね。なんという役者だっけか、途中でへたばんだけど、番組としてはメインで」「こだまさん、うちはテレビ東京の電波は入らないんですよ」こだまさん衝撃をうけた様子で「でも、うちは映んだけど、ケーブルテレビで」「ケーブルは電波関係ないでしょう」「アチャー」とこだまさんはいい、「でもまあ、なんだっていいや、ジャンジャン飲んでよう」と三合瓶の酒を僕のグラスにジャンジャンついでくれる。しばらく山の話。いずみちゃんはいかにも痩せたからだなのに奥穂高に登ったことがある。荒井さんらと、こだまさんのガイドで、いつか常念岳に登ろうと計画をたてています。北アルプスなら、どの道にどんな石が落ちているかまで把握している山岳ガイド、山岳警察が手を出せない場所に犬だけを連れて捜索に入る救助員、こだまさん。「明日、六時からまたお客さん連れて山へいくで、今日はもうこれで、失礼いたします」と一礼し、襖をピシャリと閉めてこだまさんは退出した。猫たち呆然としながら山の男に惚れる。いずみちゃんは寝しなまで「ガラッと開いた襖から突進してきた、こだまさんの姿が頭から消えない」といっている。

2006年9月8日(金)
よく晴れている朝。朝は簡単に掃除。午前中創作。昼前に松本駅へ降りていきギャラリーエフいずみちゃん、山ちゃん、奥さん、山ちゃんの友人コバヤシさん、山ちゃんの息子コウセイくんと合流。コウセイくん、山ちゃんの肩車の上から「おいしおばべくんらよ」と叫んでいるのは、つまり、「おいしいおそばを食べにいくんだよ」と周囲に宣言している。田舎家でもりそば。オイシーオイシーといいながら、めまぐるしく変転する三歳児の敏捷さ。怒られて少し黙り「抱っこ」「立って」とつづいた言葉の速さには驚いた。なかなか手をつけないので、「そば競争」というと、そばを一気に口のなかへ押し込む。家でぶどうジュース、デラウエア。コウセイ三歳児らしい食べ方をする。それは左手にブドウ右手にジュースをもって交互に味わうという食べかたのことです。果物に飽きたらぬいぐるみの豚とレース。ウレタンの棒を投げる遊び。庭や周囲の空き地では、バッタや虫、松ぼっくりを集める。豚がほしいと泣く。眠いといってぐずる。帰りたくないといって泣く。帰るのでなくまだ行くところがあるんだよ、と父親の山ちゃんがいうとソウ、と泣きやんだ。豚のかわりに、ボニーから分けてもらった奇妙な人形を一個あげたら奇妙に喜んだ。山ちゃんファミリーが駅へ去ったあと、いずみちゃんにゅーたで昼寝。こちらは息を殺し夕方まで創作。園子さん猫の忍び足で帰ってくる。三人交代ですばやく風呂にはいり、軽食堂ミタニで豚のカルパッチョ、アンチョビトマト、イカスミのスパゲティなどなど。とてもとても美味。いずみちゃんのギャラリーエフは非常に浅草らしい店であるように、ここミタニは非常に松本らしい店だとあらためて思った。今夜は中秋の名月が見られた。むら雲がゆっくりと流れていった。十畳の窓を開け放し、雲間を見え隠れする満月を三人で眺めた。ぶどう畑で虫が鳴いている。今頃コウセイは寝ているだろうか。

2006年9月7日(木)
低い場所で蝉の鳴く曇り。朝から創作。他に何もしない。雨ときどき強く降る。栗田さんよりロバの贈り物届く。オー、ロバよ。千葉さんよりハムやマヨネーズが届く。オー、牧場よ。大阪より肉届く。オー、王子よ。動物関係のものばかり届いた午後だった。みなさん本当にどうもありがとうございます。夕方から豪雨。しとしとぴっちゃんを大声で唄いながら、ずぶ濡れの園子さん帰ってくる。風呂にはいり、晩ごはんはゴーヤ入り挽き肉カレーライス、グリーンサラダ、冷や奴。

2006年9月6日(水)
デラ涼しい。服装はランニングにTシャツの上に長袖Tシャツを着てタオルを首に巻いている。奇妙な姿勢で体操していたら大阪の母から仙台の鮭が届いた。午前中創作。昼頃からどしゃ雨となる。文庫のゲラを読み、夕方まで創作。大雨だよ〜、御機嫌さん、と唄いながら園子さん帰ってくる。晩ごはんは、なんだか寒いので、水菜湯豆腐、油揚げのようなさつま揚げ、ホタテの磯辺焼き、サバの味噌煮。味噌煮御機嫌さん。長薗さんが来週やってくるかもしれない。

2006年9月5日(火)
晴れているけれど徐々に曇り。からだ急にデラ〜、ウエ〜ア〜と重いげな。創作のあいだも、見えない穴からしょっちゅうメリメリと引きあげなくてはならない。何度も書いては何度も消す。まるで消すために書いているよう。大阪の母から電話。両親はきのう、日帰りでリエちゃんを見舞い、というより初孫を見にいっっていた。「父さん、ものすごい勢いで写真パチパチ撮って、電波が当たるからやめなさい、って母さんいうたんやけど」。その感じはとてもわかる。「赤ちゃんの顔より、自分の顔撮っときい、ていうたん。もう、あっという間にお祖父ちゃんの顔」。また、克典夫婦から発表された子どもの名の案が波紋を呼んだ、という傑作な話をきいた。ちちんぷいぷい、ちちちんぷい、と奇妙な歌をうたいながら園子さん帰ってくる。晩ごはんは、つるむらさきと笹身のサラダ、すごいおいしい枝豆、レンコンのきんぴら、甘鯛と水菜の吸い物、甘鯛の一昼夜塩焼き。新鮮なデラウエア。ビール会社の懸賞賞品のリストを眺めながら「私、こういうの見ているときがいちばん幸せ」と園子さんはいった。猫たち「まず当ててくれ」といって首を横に振る。

2006年9月4日(月)
窓をあけるとデラウエアが匂う。陽が強いのでもわっとしたぶどう香。朝九時克典から電話。ぶどうの香りはこの知らせの先触れだったのか。克典とリエちゃんが父と母になった。僕は伯父さんに園子さんは伯母さんになった。デラめでたい、ウエアー、まったくおめでたい。日中はずっと創作。まるいちから恐ろしく豪儀な贈り物とどく。家のまわりのでデラが甘鯛とサバに変わった! 克典の知らせを美智世さんは予感していたのかもしれない。夕方早くにマオ首領佐藤さんよりひさしぶりに電話があり重要な事実を知らされる。西日が照るなか家のあちこちを掃除。まっぴらごめんねえポルカを唄いながらズビズバと園子さん帰ってくる。冷蔵庫の魚に目を走らせるその顔はすでに猫。晩ごはんは、豚野菜汁、モロヘイヤ納豆、甘鯛の刺身、サバの塩焼き。サバうまく、甘鯛うまい。まぼろしの猫たちサバうまダンス。みなで食べている途中「こんばんわー」とやってきたのは隣の大和さんで、「これ、出荷できんで、食べてちょうだいな」と上がり口に置いたのは、カゴいっぱいのデラウエア。デラ、ウエア! その場で一粒いただくとからだがぶどうの色になった。いつもいつもありがとうございます。デラも魚も、あちこちであらゆるものが豊作の夜。遅くまでデラ、ウエア! デラ、ウエア! ひとり度数の高い焼酎で乾杯。猫たちは空の一升瓶をゆったりと転がし子守歌の節をうなっている。

2006年9月3日(日)
晴れ。窓をあけるとぶどうの風が吹いてくる。朝から日経のコラム。昼は、関さんにいただいたへぎそばと、岡さんにいただいた茄子の浅漬けを食べる。バスに乗って市街地へおりる。画材屋で鹿の額をとめる金具を買い、中古CD屋でオーディオ用のCDを複数買う。帰りは、美ヶ原温泉までバスで行き、それから家まで疎水沿いにテクテク歩いて戻る。四方は山、真っ黄色な水田、たちのぼる山の煙。ワー、トンボが飛んでる。ワー、トンボが死んでる。ワー、水が流れている。帰り着いたら園子さんは風呂の掃除をしていた。鹿の絵を二枚玄関に飾り、コラムのつづき。ロバとして感激のお土産を園子さんに渡す。途端に王女の口調になる。洗いたての風呂に入り、晩ごはんは、さんまの塩焼き、タコときゅうりの酢の物、レタスの挽き肉包み、冷や奴、焼きピーマン、焼きとうもろこし。録画しておいた朝の不穏なドラマを園子さんと見る。

2006年9月2日(土)
涼しくて晴れ。そして早朝から草刈りモーターグワー。もう慣れましたわフフン。午前中はずっと創作。矢野さんから奄美の焼酎、角田さんからベルギービール、岡さんから茄子の浅漬け、関さんから小千谷のへぎそばなど、つぎつぎに届く。皆さんお気を患わせてすみません。りんご修理工場からもたった中一日でオーディオが届く。もう雑音鳴らない。それはよかったけれど、どういう故障だったのがよくわからない。直せばいい、ってもんじゃないだろう、と思い、りんご電話相談室にかけてみると全然つながらなかった。園子さん五時頃帰ってきて風呂。ここ数日疲労がたまっているので今夜は外食。いつものチャイナスパイスでレバニラ、野菜湯葉炒め、麻婆豆腐、ラーメン。帰って薬のむ。くるくると回ってにゅーとにう。

2006年9月1日(金)
ごっつい雨でんな。打たせ湯でんな、ああ、具合よろし・・・あんたそこ耳の穴やで。午前中は創作。午後は「英語の感覚・日本語の感覚」という本を読む。砂糖菓子の犬。尾もろい。言語の本でその書き言葉自体に書かれている内容が反映されている例はあまり見たおぼえがない。ソシュールをフランス語で読むとこういう感じかもしれない。仏文科なのに翻訳でしか読んだことないブツブツブツ。気づくと前書きから興奮していました。三時から入った皮膚科の待合いで一時間半待たされながら言語学の本を読むのに皮膚科はぴったりかもしれんと思った。言葉はこの世の皮膚だ。五時半、駅前からあがたの森まで歩いていき、図書館で園子さんと合流。家に帰り、レタスとアスパラのサラダ、トマトとオリーブのバルサミコ和え、生ハム、昨日の蟹のクリームソースグラタン(蟹の卵入り)。猫たちはグラタンをひとくち食べ、「こらこらこら、ちょっと、えらいもんやで」「園子はんは経済なひとや、銭とれまっせ」などと興奮し、猫の言葉でなく日本語でつぶやいていた。ハナサキガニに限らず旬でない蟹は茹でたり蒸したりでなく、グラタンとかそういうプロセスをくぐらせたほうがおいしくなる。

ごはん日記でおなじみの
「まるいち魚店」
▼新刊 発売中▼

●「四とそれ以上の国」(文藝春秋)より発売中

いしいしんじ

【PROFILE】
作家。大阪生まれ。現在、三浦半島の三崎と信州の松本に在住。著書に小説『ぶらんこ乗り』『トリツカレ男』『麦ふみクーツェ』『東京夜話』(新潮文庫)『プラネタリウムのふたご』(講談社文庫)『ポーの話』(新潮社)『みずうみ』(河出書房新社)など、エッセイ・対談『その辺の問題』(中島らも共著/角川文庫)『人生を救え!』(町田康共著/毎日新聞社)などがある。お酒好き。魚好き。メカおんち。きれい好き。

いしいしんじの水洗コーナー
2009.09.10
アトリエダンカン「トリツカレ男」
湯浅湾 港
主演の原田郁子×いしいしんじの対談です!
natalieの特集記事はこちら>
【最近の仕事 2/18更新】
▼ 出版予定 ▼
●単行本「赤ずきん」文いしいしんじ 絵ほしよりこ
(フェリシモ出版)
▼ 出演・催し物など ▼

●冬のメトロ大學「蓄音小説の会」
講師 いしいしんじ


第一部「その場小説」/第二部「蓄音ライブ」

前半、ステージの上で僕が小説を書きながらそれをライブハウスらしい爆音でマイクで読んでいきます。鉛筆を削る音や紙がこすれる音も拾います。
後半は、ブルース、ロックンロール、ジャズから得体の知れない音源まで、20世紀の様々な音楽の、オリジナルの音源であるSP盤を、最強の再生装置「蓄音機」でかけまくります。たぶん「レコード」に関して持っているイメージが爆発します。(いしい)

場所:京都クラブメトロ
日時:2月24日(水) 7:00PM 開場
7:30PM開講→9:20PM終講予定
入場料:1500円(1DRINK付き)
詳しくはこちら >>
ご予約メールはこちら >>
※公演日、お名前、メールアドレス、希望人数を明記の上お送り下さい。

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●いしいしんじの花まつり
@曹洞宗 萬亀山 東長寺


日時:4月8日(木) 開場19:30/開演19:45 
会場:曹洞宗 萬亀山 東長寺
東京都新宿区四谷4−34 TEL: 03-3341-9746
丸ノ内線新宿御苑・四谷三丁目駅/都営新宿線曙橋駅 各駅より徒歩7分

【内 容】
「その場小説」と「蓄音機」の二本立てです。まず、お経を詠んでもらったあと、小説をその場で書きながらマイクで読んでいく、ということをやります。どういうものになるか、その時になってみないとわかりません。原稿のコピーを一枚ずつ、来場した皆さんにさしあげます。それから、ブルース、ロックンロール、ジャズから 得体の知れない音源まで、20世紀の様々な音楽の、 オリジナルの音源であるSP盤を、 最強のタイムマシーン・蓄音機で聴いていただきます。「レコード」とは、こういう音がするものだったのか、と驚愕することうけあいです。
(いしい)

入場料:1500円
ご予約メールはこちら(住吉智恵)>>
お問合せ:東長寺 03-3341-9746

▼ 連 載 ▼
●「自転車日和」(辰巳出版)にて
エッセイ「自転車A面B面」
●「京都新聞」夕刊 第1・第3月曜日にて
「京都猫文字日記」 こちらでご覧いただけます>>
●「真夜中」にて長編小説「雪」
●「読売新聞」にて「本のソムリエ」(不定期)
●「クロワッサン」にてエッセイ「ああ驚いた」
●BAR FLOWにて小説
「みち子の叫び」(CLIPPING 310141)
スクラップブックを使った佐藤理との共同作品
「祝い酒」(POSTER 141310373)ポスターを使ったOSDとの共同作品
ほぼ、月一回連載中

BAR FLOW
港区赤坂8-13-19インペリアル赤坂一番館地下B102
TEL.03-5474-1885
(18時から26時まで営業、日祝休み)

▼ 寄稿・書評・コメントなど ▼

●週刊文春9月11日号に書評 
「四人の兵士」ユベール・マンガレリ著・田久保麻里訳
●別冊文藝春秋四月号にて短編小説
「渦」
●芸術新潮4月号にて紀行エッセイ
「バルザックの家とフジタの家」
●考える人春号にて海外小説
ベスト10アンケート+ドストエフスキー『白痴』エッセイ
同人誌「イルクーツク2」に小説
「塩浄瑠璃」

●別冊文藝春秋1月号に小説「峠」
●芸術新潮12月号にエッセイ
「踊るきのこ 南方熊楠の菌類図譜」
●週刊文春12月6日に書評
「灯台守の話」 (ジャネット・ウィンターソン著・岸本佐知子訳)
●別冊暮らしの手帖
「わたしの好きなインテリア雑貨」
にてエッセイ「わたしと本棚」
●かまくら春秋11月号にて
エッセイ「野性のエレキ」
●エスクァイア12月号にて
エッセイ「ハワイをやる」
●新潮社「波」11月号にて
「ジョン・アーヴィング『また会う日まで』刊行記念座談会」
●「圓太郎馬車」(正岡容著・河出文庫)に解説
●本の雑誌8月号にてエッセイ
「私のオールタイムベスト10 ばさばさと「めくって」きた本たち」
●飛ぶ教室夏号にて
短編「リキテンシュタインの法律」
●「西の旅」夏号にて短編小説「船」
●「パピルス」8月号にて短編小説「小包
●「ナンプレファン」8月号にてエッセイ「自分でも呆れる思いこみベスト9」
●東京人6月号にて座談会
「作家と画家、街の歩き方」
鬼海弘雄×大竹伸郎×いしいしんじ
●銀座百点五月号にてエッセイ「タッちゃんとカッちゃん」
●新刊展望五月号にて対談「『みずうみ』の水面と水底」(デザイナー・池田進吾氏と)
●ビッグイシュー日本版
69号にてインタビュー
特集「わからないからおもしろい」
全国のホームレスが駅前などで一冊200円で売っています。110円が販売者の収入になります。 
●「パウル・クレー 絵画のたくらみ」(新潮社・とんぼの本)にエッセイ「オルフェウスの庭で」


【e-mail address】
mail@mao55.net
【mao55編集部からお願い】
上記メールアドレスで、いしいしんじさんへ連絡をとられる方はメールのタイトルを「mao55編集部【いしいしんじのごはん日記】」と入れてください。「はじめまして...」、「○○と申しますが...」、「ご無沙汰して..」、「至急...」、「会ってもらえませんか」などのタイトルはジャンクメールと処理される場合がありますので、お願いいたします。

【主な著作】

●「三崎日和-いしいしんじのごはん日記2」新潮社より発売中
●「東京夜話」新潮文庫より発売中
●「いしいしんじのキューバ日記」マガジンハウスより発売中
●「いしいしんじのごはん日記」新潮文庫より発売中
●「雪屋のロッスさん」
メディアファクトリーより発売中
●「人生を救え!」
(町田 康 :いしい しんじ)角川文庫より発売中
●「人生を歩け!」
(町田 康 :いしい しんじ) 毎日新聞社より発売中
●「トリツカレ男」
新潮文庫より発売中

坪田譲治文学賞受賞作
●「麦ふみクーツェ」
新潮文庫


●「ポーの話」
新潮社

●短編集
「白の鳥と黒の鳥」
角川書店

文庫版「ぶらんこ乗り」は、新潮文庫の100冊にはいりました。
●『ぶらんこ乗り』
新潮文庫

●『絵描きの植田さん』
ポプラ社


●『プラネタリウムのふたご』
講談社


第18回坪田譲治文学賞 受賞作品
● 『麦ふみクーツェ』
理論社

●『トリツカレ男』
ビリケン出版)

【amazon.co.jpで買える
いしいしんじさんの著作本はこちら】


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