2008年3月

2008年3月31日(月)
羽田発朝11時の飛行機で二時間後に稚内。スゲー地面が白黒マダラだよ。沼が凍ってるよ。飛行機をおりたら茶色い毛皮の人がきく。宗谷岬いくんか。そうや。ガクリ。茶色い毛皮の人などむろんおらず、よく晴れた北海道の海沿いの道を園子さん運転のレンタカーでゴー。オホーツクの空の向こうへ走っていくという感じで走っていくと三十分くらいで民間人の行ける日本の北の端宗谷岬についた。すごい風だ。こんななかご苦労様なことに間宮林蔵は今日も北をむいて立つ。銅像とはいえ。最北端の海岸に降りて最北端の石ころを拾う。丸い石、角い石。強風に運ばれるように観光バスの集団やってきて記念撮影の台にのぼり、風に運ばれるようにまたバスでいってしまう。海に面した「最北端」という名前の食堂で園子さんは味噌ラーメン、あたいは塩ラーメン。いーかげんにシオ! レンタカーに乗り稚内の町へ。道中暇やからレンタカーくん、名前をつけようか。アイ、でもリンゾウとかソーヤくんとかいうあんまりなのはヨシテください。先をこされちゃったよ。そもそもワッカナイとは冷たい水の流れ込む沢、という意味である。北海道の地名はどれもなんかずっと冷凍保存しておいた結晶が溶けだしたときにたてる音みたいですな。シュワシュワ。稚内漁港は予想したよりよほど大きな港。明るい港。湾のすぐむこうに外国がある、という開かれた感じがあってこれはたしかに三崎や銚子や尾道やらにない。サハリンへのフェリー埠頭はあたらしくなっていて明日から操業でしょうか制服の若い男女がキヲツケやレイの練習を行っていた。まだ稼働している古いほうのフェリー埠頭へいってみたら細々したところがロシア語っぽくてよい。三崎でいううらりみたいな産直センターにラーメン博物館みたいなレトロ感のある商店がなぜかついていて、そしてその奥にあった昔の港の解説や連絡船の博物誌関係のものはとても勉強になった。日が暮れてきたし、サーテ、じゃー日没みにいこうかリンゾウくん。エー、結局その名前なんれすか。園子さん運転のリンゾウくん一路ノシャップ岬へ。ここのヨ、赤白のストライプの灯台はヨ、喜びも悲しみも、なんだよナー。などとのぶさん風につぶやいていると、ジュワーッ、と海のほうから焦げるような音がして、なんだなんだと見に行ってみたらタマゲタ。夕日からぼたぼたオレンジ色のしずくが西の海へ落ち、そのたびにジュワッ、ジュワワーッ、と沖で音があがる。それぐらいの夕日。すげー。園子さんとリンゾウくんおもわず肩を寄せ合う。ジュン。あたいはロバ、そして猫とジュン。航空会社と縁のあるホテルにチェックインし和食屋の場所をたしかめ外へ出て歩き出すとイヤー、さすが日が沈むと寒いネー。迷ってたどりついたらからだがチルド状に動きにくくなっていた。名物というたこしゃぶを注文したらレタスがはいるというよりほとんどレタスとたこしか使わないので驚いた。たこを食べたら陽気になった。北海道のうにの柳川はうまく、北海道のもずくはえらく太かった。そして稚内の飲み屋街のすばらしさは歩いていった人なら誰でも知っているでしょう。冷えた夜の黒さにとりどりの色調の看板がうかびあがる。どこにはいろうかグルーリとまわって他と看板の感じがどうみてもちがう店の前で立ち止まると猫たちはウンウンとうなずきロバは及び腰になった。なかへはいるとアルファベットのJの字のカウンターとふたつのテーブル席にお客さんがすわりいい形でそれぞれの酒を飲んでいる。「ラウンジ馬里邑」という店のカウンターの端に園子さんとすわり、棚の上にならぶサントリーウイスキーの鳥デザインの記念ボトルみあげている。園子さんいつもの「甘くなくて、強くなくて、果物のはいったカクテル」といい、僕は水割りにする。のむ。ウワーすばらしいバーだ。Jの形のカウンターのもういっぽうの隅にはちょい年上の主婦らしい女性が友達風に三人ふつうに集まって自然にお酒をのんでいるが夜のこんな風なバーでこんな情景を他に目にしたことがない。ワーワーと声をあげている新入社員研修が終わった感じの社員と先輩もいい感じだ。チーズ数種類とナッツ、カナッペなどの丁寧なお通しにも品と情となんというか厳しさみたいなものがあってここに最初に来たのはほんとうに猫のお導きだ。ブルブルッ、お店の名前に「馬」ってはいってますよ、とまぼろしのロバ自慢げ。山崎三杯のみ、立ち、今夜最後にまたここへまわってくるかもしれません、とマスターにいった。ごく。次にはいったのはいかにも港の飲み屋という感じの「シーポート」、ここはお姉さんと、古いなじみ客のおじさんがふたりでいて、お姉さんはあきらかに新しい話題ができてよかったという風で、おじさんはすごい薄着で、きのう栃木の現場から帰ってきた、こっちは寒くて風邪引きそう、俺も焼酎のお湯割りにしてくれよ、というとお姉さんは、ダメ、あんたはこれでも飲んどきなよ、といってコチコチの生ビールのジョッキを渡すのはイイ。焼酎を二杯もサービスしてくれた。「抜海の埠頭にあざらしいたって、こないだ400頭」「うそこけ、いまそんな来ないべ」「来たってたもん。いまはわかんないけど、すぐそこでプオープオー鳴いてたって」「うそこけー」。ごちそうさーん、と店を出る。そして酔眼を通りの向こうにむける。園子さんがついてきていることを確認、猫は、ロバは。ヨタヨタ。そして三軒目に「じゃっく」。高い位置のカウンターのむこうで外国人のようなマスターとママと若い女性がちょうどいい感じで動き回りそして常連らしいお客さんもちょうどよく酔っている。ママさんといわずママというのはママが自分のことを「ママはね」という風におっしゃっていたからママのほうがこちらも勝手におちつく。隣に彫刻のような横顔の市役所のかた。眼鏡のかた。里山辺にくわしい。日本酒の三合ごちそうになりこちらも一本買って返す。喧噪のなかママに人生のアドバイスをきく。ここ「じゃっく」の建物はビルでなく一軒の建物でそれは外から見るとこんな建築物が他にあるかというくらい格好いい。こういう空間だからこのような場所になるのだろうか。あとは人だな。外に出てグラリ。ウワー、酔っぱらっちったー。園子さんに引きずられ宿に帰る。

2008年3月30日(日)
午前中創作。昼から品川、渋谷、表参道と小雨のなかを歩いて散髪にいく。原さんお疲れ様の日。宮崎に帰ったら草木のように背筋が伸びたらいいですね。園子さんやってきて鏡越しに写真撮る。丁寧に挨拶して地下鉄の駅にむかったところでア、と叫んでタタタと店へ駆け戻った。お金を払うのを忘れたのでした。雨のなか井の頭線で吉祥寺。各駅停車に乗ると沿線の桜が余裕をもって見下ろせてトクをした気分だった。オンゴーイングというギャラリーで多田玲子ちゃんの個展が開かれていて、催し物として、誰かが朗読するのに合わせて玲子ちゃんが絵を描くということをやっていて、僕は4月13日にやるのだが、この日は鉄割の戌井さんがやるのです。戌井さんは紙袋にいれてもってきた本何冊かを読んだあと競輪場の場面の自作を朗読した。あたらしい文芸誌に載る予定のやつ。いい。この日の晩ごはんは、開演前に食べたホットサンドと東南アジア風カレーうどん。住吉さん、せいちゃん、鉄割メンバーなどで近くの居酒屋、そしてバウスシアターで爆音のデスプルーフをみた。園子さんそもそも初デスプルーフ。爆音といっても別に耳を破るような音でなくちょうどもりあがる感じの音響で、爆音ビールとポップコーンで最前列でイエーとみる。住吉さんら新宿へ戻り飲みに行ったがアタイらは11時頃とっとと尾久へ帰った。明日なにがあるかワッカナイだから。

2008年3月29日(土)
朝起きて創作。昼間に東京に出てニョーロニョロの店。元気に食事ができるのはなによりのことだとおもった。五つの風景と鹿と靴をみた。いくつもの渦がまわっては消えていくようにみえてじつは海面の下では水は流れているのだ。山手線というか環状線はよくできたものだと乗りながらおもった。そうするてえと都営大江戸線を計画した時点で東京がうまくいかなくなるのは目にみえていたのだ。うまくいかないような人らだったからそんなもの計画したのだろうか。渦のように循環し、くりかえしまわるものはどのようにしても信頼できるのにな、と電車をおりておもった。東京の桜は満開だった。三崎へもどって、まるいちの晩ごはんは、あじ刺身、めといか刺身、自家製このしろ。サンマの開き。野菜アラ汁。こないだやった、のんちゃん、のぶさんとの鼎談の文庫用原稿をジュンくんがたいへんほめてくれる。まるいちの肉声をきいたことのあるひとはいっそうその声が頭のそばでひびくかもしれない。ビールと日本酒。のんちゃんの悩み相談室。家に帰ってオハンロンよむ。思いついて原稿かく。

2008年3月28日(金)
図書館で調査。三崎の図書館はそら海や漁に関して調べたらなんぼでもありまんな。また、まぐろ船の漁労長いわゆる船頭さんは文章が上手なかたが多くユカイかつ詳細な回想録がたくさん読める。そしてたくさん笑う。薄暗くなって、ハッと気がつけば小雨が降っていて、あわてて荷物をまとめタタタと東岡の坂を駆けくだる。そして90秒後くらいには家の二階で洗濯物をとりこんでいたが、すぐにザーザー本降りになりだした。図書館のそばに住む人は幸いなり。晩ごはんは昨日と同じくお任せまるいちセット。食堂にすわって出てきたのは、ほうぼうの刺身、めといか刺身。ほうぼうはポン酢で食べるのがうまいだよ。めといかはやっぱりなんもつけねえでうまいだ。めばるの濃い煮付け。野菜アラ汁。美智世さんもビール。のぶさんのお父さんが亡くなったときの話きく。驚愕。ただしユウコさんから付け加わったエピソードはさすがのぶさんのトウチャンだとおもった。

2008年3月27日(木)
こっちは旅立った。午前中創作し、昼過ぎのあずさで新宿、横浜、三崎口。移動中ウォリス本を読んでいる。三崎はけっこう寒く早く灯油を買いにいかないといけないが越した当初1200円だったポリタンクがいまや2000円しているというのは老人たちにはめちゃくちゃきびしいことだ。まるいちで魚おまかせ、と美智世さんにいって一旦家に帰り軽く掃除する。ビールぶらさげてまるいちへ。のんちゃんしゅびけんシュビビビ。のぶさんと座ってペシュ、ペシュ、とビール開ける。お任せにしておいた晩ごはん、刺身はめといか、このしろ、まぐろの赤身。そしていまいちばんおいしいアジの塩焼き。野菜を多めにいれてもらったアラ汁。猫はまぼろしだからすぐ松本から来られて便利だね。ア、山も来たのか。

2008年3月26日(水)
朝からクロワッサン。この連載は毎回池田進吾さんに絵を描いてもらっていますがそのどれにも小さなロバが描かれてあるけれど今回はどうだろう。中嶋先生の家に「絵描きの植田さん」「うどんや」そして正岡子規の随筆三冊とどける。お母さんと妹さんはおられず中嶋先生からフィレンツェの職人の若い頃の日記の翻訳本をいただく。うどんがパスタに変わった! 晩ごはんはサラダ、カレーライス。レドモンド・オハンロン「コンゴ・ジャーニー」よむ。カズオ・イシグロも大ファンだというイギリスの旅行記作家・冒険家。全財産をなげうってコンゴのジャングルの奥に住む(かもしれない)謎の怪獣をさがしにいく、その途方もない旅行記らしいですが、まだ出発地点の町からワイロ渡したりいろいろに手間取ってぜんぜん旅立てない。ホントこれ旅立てるのか?

2008年3月25日(火)
午前中は創作。昼から風強く気温急に低くなる。六時半ごろ家の前に中嶋先生の自動車が停まる。ただいま春休みでフィレンツェの大学から帰国中で、今夜は園子さんとともに中嶋先生のお宅に招待されている。レッツ、ゴー、岡田。そして住宅地の大きな家の玄関先に以前お目にかかった松本の良心といった感じのお母さんそして妹さんが立って出迎えてくださる。時間の退席した屋内。台所のこうこうとした灯り。フィレンツェ直送チーズ各種、生ハム各種、いちごのドレッシングのサラダ。フランス、イタリアで飲むワインがおいしく、日本に輸入されたワインがぱっとしないのは、輸入ワインには瓶のなかに保存用の亜硫酸ガスを入れなければならない決まりになっていてそれが味を落とすときいたことがある。フィレンツェからじかに中嶋先生がもってかえったワインはガスがはいっていない以上においしかった。お母さんと妹さんと手料理もすばらしく、フィレンツェに住み始めたころの中嶋先生のシャレにならない失敗談も傑作。松本に来てこのような感じでよそのお宅に呼ばれるのははじめてかもしれない。外に出ると空気が白っぽかった。タクシーに乗り園子さんは、みんなこちらが見えなくなるまでゼッタイ手を降ってられるでしょう、といった。振り返ってみるとそのとおりだった。

2008年3月24日(月)
朝からウォリス本。コーンウォール訛りで英会話練習。馬鹿にする、という言葉について山怒る。山を馬鹿にすんなー! 晩ごはんは、コーンと青菜のコールスロー、ヤリイカのにんにくパセリ炒め、ヤリイカと豆腐の炊き合わせ、新じゃがと鶏とさやいんげんの煮っ転がし、ぶり刺身。山にいても猫祭りは開かれるのだ。

2008年3月23日(日)
早朝に港の本熟読。午前中、「トランジット」という雑誌の旅行エッセイ書く。「星座」という雑誌のことばエッセイ書く。午後はAlfred Wallis Primitiveという本を読む。ウォリスはロバを飼っていた。ロバが外を眺められるように納屋に窓を作ってやった。名前はネディ。そして死んだ。山本精一「ゆん」読む。揺さぶられる。晩ごはんは、野菜炒め、鰆西京焼き、小松菜おしたし、あぶり厚揚げ。

2008年3月22日(土)
朝から素晴らしいごはん。原宿のギャラリーに植田さん訪ねるも植田さん不在で、急遽とってかえし、新一の橋のギャラリーの喜多順子展へいくとギャラリーの人に一番乗りだと告げられた。一枚の布の上に描かれた風景には五つの別の場所の風景が描き込まれているということで喜多さんは、風景は自分では他の風景と出会うことができないじゃないですか、といっていたらしい。喜多さんは昼頃くるかもということだったがこちらも時間ないので麻布十番にむかって歩きだすと地下鉄駅の上のトンネルのような構造物の穴ごしに喜多さんが腰をかがめて激しく手を振っているのがみえた。シスコ帰り。その前はヨーロッパの小国にいっていたそうで「もうわたしの好きなもんがなんでここにもそこにもあそこにもあるのんっていうスゴイいいところやった」とのこと。短く会話し、そのまんま大江戸を走査する線に乗り新宿駅そしてパンを買ってあずさ号。道中読んでいる「まぐろ戦争」という本たいへんおもしろい。松本駅からタクシーでいったん帰り水泳のターンの要領で文化会館へむかい松本狂言会。大ホールに半分くらいのお客さんがいた。狂言は豊かな腹いっぱいの感じになる。晩ごはんはとんかつとん子。ロースカツとカキフライ。ウーン。ポーク。

2008年3月21日(金)
タクシーで松本駅。園子さんとあずさ号に乗り新宿、そしてお茶。釣り釜にやはりアタフタ。午後四時に新潮社へいき須貝さんとともにアトリエダンカンの人と初対面。覚えている数字、そしてツイスト話に感じいり、そして六時過ぎ紀伊國屋の一階で園子さんと待ち合わせると園子さんはネットカフェから出てきたところだった。これは園子さんが猫フェ難民になったわけでなく、来週に行く稚内のツアーのチケットについて調べるため、ネカフェでコンピュウタを使っていたのだった。そしていますぐ取りにいったほうがいいというので京王の旅行会社に格安ツアーを申し込みにいった。早く早く、電車が出てしまいます! と園子さんは叫んだが、それはスーパーあずさ号のことではなく、映画のはじまりの時間ギリギリということだった。武蔵野館へ駆けこんでダージリン急行をみる。やはりスバラシイ。兄は先日「もう好き放題やってる」といっていて、見終わったあと園子さんは「わたしライフアクアティックより好き」といった。新宿の居酒屋でサバの刺身、鶏の唐揚げ、いやにおいしい菜の花、辛子蓮根などたべて帰る。3月31日に稚内にいって帰ってくることになった。

2008年3月20日(木)
寝坊。けれど港の話はじまる。ずっと港読書。稚内のツアーは四月にはいると突然高くなることが判明し3月中にいこうとおもった。そもそも羽田と稚内の間は片道4万円くらいでそうするとレンタカー運転の園子さんとふたり分で往復16万円かかりホテル代やらなんやかやで20万近くかかってしまう、ところが格安ツアーだとひとり2万6000円くらいでそうするとふたり分で5万円ちょい、つまり15万円も浮くんですか、ホンマですか。おから、マカロニサラダ、れんこんのきんぴら、牡蠣と肉団子と白菜の鍋物。ちょっと寒いから。

2008年3月19日(水)
朝から歯医者行く。またおどされる。「あと一年で歯が抜けてしまうということは、マ、さすがにありませんけれど」。ブルブルブル。図書館いって港の本大量にかりる。そしてニューヨークの宿さがし。いまニューヨークはホテルだと最低3〜4万円というアタフタな値段でそんなところに一週間も二週間もとても泊まれないのでボニーにお願いしてブルックリン内の貸しアパートをさがしてもらっている。公園に面したいくつかの部屋が候補にあがってくる。晩ごはんは、はんぺんの吸い物、南京の炊いたの、鰆の西京漬け、マカロニサラダ、油揚げと小松菜のおしたし、ゴマ豆腐。

2008年3月18日(火)
朝から文庫前書きかきおえてもやはり奥歯いたい。昼から歯医者いくと怖いこといわれる。ブルブルブル。歯周病とか進んでいるとか化膿してとか。歯ぐきの横に穴をあけてじかに抗生物質を注入する。ウワー。ウイー、ウイーと削るやつもこわいこといわれてからされるとめっちゃこわい。晩ごはんは、ふるえながら、片方の頬だけで冷や奴、挽き肉とタマネギのオムレツ、南京の炊いたの、ほうれんそうのおしたし、おから、冷やしトマト。

2008年3月17日(月)
前書きちょっと書く。なんか頭がふらっとするね。ゲラやるうち左の歯ぐきの奥痛くなる。またててなし子、ちゃう、親シラズでっか。「夢現転生」どんどんすごくなる。晩ごはんは、カリフラワーのカレーマリネ、あさりのオイスターソース炒め、にんじんと大根のきんぴら、かわはぎの煮付け、キスの二杯酢谷崎リリー風、誤植まちがえた五色納豆、台風まちがえたタイ風スープ。歯が痛いとよく誤植する。

2008年3月16日(日)
朝から創作。「渦」オワル。鼎談もオワル。うずうずするので園子さんに外へ連れていってもらう。松本市美術館で草間ヤヨイの常設展の拡大版をひらいていた。2005年からの「愛はとこしえ」シリーズにたちつくす。アンパンマンかざってる場合ちゃうで。アンパンやりすぎたら空とぶで。というのも一階下で大々的なアンパンマン展がひらかれていたからで、そんなことはさておいてすごい。78歳だろうが130歳だろうがもはや関係ない。ネー。それにしても場内の照明がくらいと園子さんと話した。わざとか? 電球かえてへんのんか? まるいちから魚箱届く。日暮れに莫言小説「夢現転生」よむ。ウワー、うちう。これもう史上最高の小説でしょう。はたと起きあがり、どうしても稚内にいかないといけないとおもう。調べてみるとツアーならわりに安い。晩ごはんはまるいちのめといか刺身、ほうぼうの煮付けなどで猫祭。この山のなかで食べるほうぼうもまた別の味でと園子さん猫の髭。

2008年3月15日(土)
朝から創作。もうソロソロ終わりということはわかる。午後は鼎談書く。「ごはん日記2」の文庫解説がわりののぶさんとのんちゃんと僕の会話。速記メモを見直す。ウワー、スッゲーナー。のんちゃんの三崎弁をこれだけ再現できるのはオレだけだな。夕方五時のあずさで園子さんとまた甲府。放蕩たべる。ちゃう。ホウトウ。有名なホウトウ屋らしい店の広いテーブルで、男ふたり女ふたりという若々しい四人組がいて、なんか恋愛模様ぽく、四人が席を立ったあとで園子さんに、フフ、ハチロクやね、といったら「しんじさん、それ、ハチクロですよ」といわれた。ちゅん。そしてまた桜座。昨日より人が多いのは土曜日だからか。ロビーというかテーブルなどが置かれた広い土間に、兄と、そして有名なたまさんがいた。たまさんと握手。ふたりは今日山梨にきて「ほったらかし温泉」という温泉にいってきた。「どやった」ときくと「見事にほったらかされた」とのこと。さきほど桜座の前のどて焼き屋にはいり食べた焼きそばは、過去に食べたどんな焼きそばよりうまいかもしれない、このラード焼きそばのためだけにもう一度甲府にきてもよい、とのこと。じっさい甲府のアーケードからちょっとはいった路地のような飲食街は他の町にはない独特の光を放っていて音楽と飲み屋に関してはすばらしいものがありそうだ。そして連夜の鉄割。地元のおっさんなのか酔っぱらったおっさんがダラーと寝て「そりゃーイイ」「なーんダヨそりゃ」などと与太をとばすのが実に鉄割。きのうと今日でほぼ同じプログラムだけれどやはりそれぞれにちがう。ワーオ宇宙物理学。終演後、また一升瓶ワインすすり、時間を見て園子さんと早足で甲府駅へ。途中の歩道で甲府の今風の女子高生が携帯電話で元気に話している。「えー、気にいってもらえたらチョー嬉しーんだけどー」。そして早足の我々が追い抜くタイミングでいきなり「嘘ずら?」と甲州弁になった。あずさ号で帰りまた煎餅とビール。

2008年3月14日(金)
朝から雨でスーツでお茶。護国寺の茶会の折りにお世話になった先生方をお迎えしての茶事、という稽古。味も見た目も空気もうつくしい懐石。社中でただひとりお相伴するだけ。目に見える時間、目に見えない時間。四時半に辞去し、早足で新宿駅。あずさ号の車中で園子さんとオー、と合流。甲府まで。そして鉄割アルバトロスケット。桜座という芝居小屋ははじめていったがそもそも甲府の町におりること自体はじめてじゃないか。開演前ロビーというかテーブルなどが置かれた広い土間に住吉さんやせいちゃん、矢崎監督のご家族。子どものうちから鉄割。だいたい一時間と少し。みおわった園子さん「オモシロすぎてびっくりした」とのこと。「どうして前から見にこなかったんだろう。アー、断腸デス」。戌井さんから一升瓶ワイン。村上さんとイカの誓い。晩ごはんを食べるタイミングを逃してしまった。甲府から乗ったスーパーあずさのなかんでヨーグルトを食べて家で煎餅をたべた。では明日も行きますか。

2008年3月13日(木)
午前中創作。十時にカメラマンの広瀬さんやってくるがそのうしろになつかしい顔。ゆうべ広瀬さんは三戸浜のステラマリスに泊まりそしてあの上野さんに三崎まで送ってもらったのだった。変わらず元気そうな笑顔。近いうちまたステラマリスいきますよ上野さん、と手を振った。まるいちにて魚の撮影。岸壁で釣りの撮影。広瀬さん東京へかえったあと、家でいろいろ原稿おくったりしているうち出発が遅くなる。挨拶に寄ったまるいちでの食堂で三人の女性。オー知ってる。五女さんに帝塚山の家の門の柄がベルサーチ文様になっていた旨報告する。あわててタクシー、京急、山手線、銀座線で表参道。七時過ぎにらせん型のホールで美容師の原さんと合流。あいかわらず森の人のような美人。今月いっぱいで故郷の宮崎へ帰るのでその慰労会。テクテクとドン・チッチョへ。まるいちでも馴染みの阿部さんあいかわらずの天才接客。お任せ状態で出てきたのは、鶏レバー、水牛チーズ、芋、パスタはトマトソースとブロッコリー、なんとか豚の料理。甘いものそして酔っぱらうもの。イヤー競馬だったネ。馬かった。今月末にまた会いましょう原さん。

2008年3月12日(水)
風邪ガモーと園子さん。鼻声。咳と頭痛。午前中創作し、昼から美智世さんのお母さんとおばさんに話をききに東岡の坂をのぼる。八十歳を過ぎて花束が似合う美人姉妹。戦中、戦後から最近までの三崎の話。餅とお菓子いただく。午後になると北風が吹き寒くなってくる。弱っちーね。五時に広瀬さんくる。坐古家撮影。るなはでかくなっているとはいえそこはるなはるなだ。ラブが犬であるように。めいは筋の通った女学生になっている。それからニューバッカスの店のなかが初公開。佐藤さんに撮影のことをいうとシャツに着替えチョッキを着てきた。お母ちゃんの写真と撮ってもらっていいか。日本酒ごちそうになる。それから牡丹。家で寝ている園子さんに湯麺と餃子。広瀬さんと差し向かいでスープと酢豚とシューマイをたべる。焼酎のんでいると店の奥さんにテキーラのような焼酎をすすめられる。帰って風呂。

2008年3月11日(火)
三崎晴れというか晴れすぎ。17度てあんたケド調べてみたら松本もそんくらいだったって。ちきう揉んだんか。ほんでぬくいんか。朝からズット創作。園子さんは横須賀いって、スカパン、ちゃう、スカジャンチェックし、足ふきマットや野菜サラダなど買って帰ってくる。カフンカフン。転生ロバの話よむ。もーなんか横綱相撲。莫言先生すごいわ。晩ごはんは、園子さん念願のポパイの出前。レバニラ、野菜炒め、餃子。柿ピーつまんで焼酎。若いニールやジョン博士、森林兄弟、ザ・楽団などの音楽をリンゴ機械にいれる。酔っぱらうとこういう作業がはかどる。

2008年3月10日(月)
京阪電車で両親、園子さんと京都へ。三条通御幸通で予約しておいた天ぷら屋にいくと11時半からのはずなのに11時から入れてくれてありがたかった。そこは俵屋という旅館がお客さん用に開いた天ぷら屋さんだった。園子さんの携帯電話に兄からゲコ食堂にいった、とてもよい定食屋だった、食べすぎた、と報告の電子メールが送られてきた。律儀だとおもった。玉三郎の昆劇はじまる。最初はぎょっとした。ミャー、ミャーニャー、ニャーと猫啼声の会話。玉三郎あらわれさらにぎょっとする。「ぎょっ」としかいいようがない。その「いる」という気配の強さ。どんどんよくなっていき最後の死ぬというか魂が離れるところのすごさ。夢とか魂とかでいうと世界史上ほかにいない俳優だとおもった。浄瑠璃の人形におなじような感じをもったことがある。五回くらいカーテンコールがありまわりのおばちゃんらが踊りだしそうなのは東京の歌舞伎座でなく京都の南座だからだろうか。ちりめんの店でボニーにあげるものを買い、母と父に予約しておいた弁当を渡す。曾根崎調ブルースをうたうような服屋が京都に支店をだし、園子さんそこでロバのTシャツと猫のTシャツを買う。上のぐるぐるまわる本屋の古本コーナーでゴーギャンの手書きの原稿を本にしたのを買う。新幹線のなかで四合瓶あけると隣の園子さんにこんなヒトみたことないよといわれる。晩ごはんは有名な花の名前がついた料理屋のお重がふたつの弁当。品川についてもまた京急で一時間ちょいゆられ十時半ようやく三崎につく。園子さんカフンカフンとくしゃみ。風呂はいって寝るか。玉三郎がまぶたでおどっている。ア、ほんものジャン。

2008年3月9日(日)
たったか京急。品川駅では飲食店がえらい充実ぶりをみせていて園子さんは研究に四年、ちゃう、余念なかった。のぞみで新大阪、天王寺経由、チンチン電車で実家。美保子伯母ちゃんの七回忌。重光叔父さんとセイジくんとは正月以来、兄、チベット帰りの孝典。川口の伯母ちゃんとはひさしぶり。お坊さんお経をよみフラメンコの話。生田神社の話。仕出し弁当四時にくる。川口の伯母ちゃんの戦争中の話。大阪城の通信班で広島の特殊爆弾の打電などもした。いま八十一歳。兄のゲコ食堂の話。堺にあるすばらしい定食屋、とのことだが、長年堺方面をテリトリーとしてきた叔父さんは全否定。兄は明日いくことにした。ひとりでなんばにいきジュンク堂にいく。最近新刊をまったく見てないのでどうかねとおもって見回ると、オー、莫言先生の新しい翻訳が出ている。それと漱石句集。漱石子規書簡集。帰って焼酎。孝典夜中出ていき夜中かえってくる。写真の話のときの顔。まぼろしのロバが遅れてチベットから着きフーと横にたおれる。


2008年3月8日(土)
園子さん朝からまるいち手伝い。エいらっしゃり、エいらっしゃい。まだ子どもの面影を残すケンイチくん自転車でくる。このケンイチくんと園子さんのあいだでかわされた驚愕の会話はクロワッサンのエッセイに書いた。こちらは午前中創作し、昼は牡丹で焼きそばをたべた。午後も創作。夕方園子さん魚屋っぽくアラヨと帰ってくる。まるいち食堂に出直し、かます刺身、かます塩焼き、めばる煮付け、うまいアラ汁。まぼろしの猫たち実体化しのぶさんに追い払われる。園子さん労働の勢いでアラヨっと平らげる。雨がふっているのはまぼろしでしょうか。外で猫ぬれる春の夜。

2008年3月7日(金)
ずっと創作。晴れてるケドー、くもったら寒いヨ、み、さ、き。夕方園子さんやってくる。須貝さんと撮影のこと電話し、ニューバッカスの佐藤さんに話す。というのは「ごはん日記2」の口絵にニューバッカス店内と佐藤さんんの写真を撮らせてもらおうとおもって。坐古ゆみちゃん、るなとあがってくる。もう背とどくヨ、とか、もうここのぼれない、とか。るなは成長しないというのでなく、はじめから、天才子役って感じなのだとはじめてわかった。夜はまるいち食堂。ほうぼう刺身はポン酢で、めといかはなんにもつけずか塩で、さよりはわさび醤油で、このしろ酢はそのまま。園子さんもちこみのサラダ。卵焼き。よっく食うネー。美智世さんのおかあさんに電話でスゲー話。来週じかにお会いすることにする。のぶさん、美智世さん、園子さんと扇いく。扇のママは横浜に来たヘレン・ケラーをみたことがあり、2.26事件の雪の夜のこともおぼえている。「シトに歴史ありだよ」とのぶさん。皆でカウンターで長く話し長くのむ。のぶさん唄う。「時代」「白波三人男」園子さんアニメ声でキャンディーズ唄う。美智世さんは沖縄メロディが似合うことが判明。そしてママさんのサントワマミー、ラストダンス。

2008年3月6日(木)
ずっと創作。晴れていれば三崎はこの世の楽園かとおもう。昼頃まるいちへいき、ひこいわし、めといか、うるめいわしの三点セットキープ。家で日経の原稿をかく。これは友達づきあいのことを書くものでそれならばもっとも古い友人中島くんにした。社長やし。夕方、缶ビールさげてまるいち食堂へ。ひこの酢の物、めといか刺身、うるめ塩焼き、猫爆発。のぶさんボーとしている。飲みいくんべ。すると扇ではカラオケパーティ。のんちゃんきてブロックサイン。しゃべってるよ! それからルミエール、それからジョイ。頭ひこいわし。マスターに自動車でおくってもらい一時に布団あなご。

2008年3月5日(水)
ずっと創作。三崎は進むのは進むね。横浜で海の打ち合わせ。そして電車。真実への旅、てそういうものより吉田健一にきいてみたらどうなんだ。晩ごはんは民芸風居酒屋。民謡にしびれクラゲ。雪の記憶が空気中に透明な結晶のように浮かんだ。そして少しずつ遠くなっていった。三崎に帰ると空気が重く冷たくそりゃあ秋田じゃないしパリでもない。首を縮めて遅くまでゲラ。

2008年3月4日(火)
朝から創作。昼は松本駅でサヨーナラ、サヨーナラ、そしてあずさで新宿、湘南ライン、京急でひさびさの三崎。美智世さんもスグルくんも元気そうだったがのぶさんはダメだー、けったりー、といっていた。火曜は一週間の疲れがたまるピークだからみなヒラメ筋がピクピクしている。ちゃう。日が暮れると三崎も空気つめたい。さより、かれいを選んでいったん家に帰り掃除をしてまるいちの食堂へ。矢野さんくる。刺身たべながら小説の話。やっぱサー、魚は三崎だよネー。まぼろしの猫とユッコ路上でにらみあう。

2008年3月3日(月)
ひな祭りに朝から創作。頭ボー。今日はけっこう寒い気がする風強いし。園子さんエーと鳴く鳥の店にいって帰ってくる。流体力学の謎。須磨のおどろき。だってーユッコさー、あの人が須磨に来てたなんて知らなかったんだよネー、涼しさに楽しさに。渦が巻く。晩ごはんは、オータムポエツと鶏笹身、いいめざし、けんちん汁、牛肉とごぼうの炒め物、南瓜の煮物、きのうのエビサラダとマリネ。ゲラやる。サン・ラー伝。

2008年3月2日(日)
あったかいけどカラダいたい。朝から創作。午後はゲラ。園子さんは「鈴木先生」という本を話題にしている。こたつで「チョエー」とふしぎな感嘆符をもらしている。あとで借りて読んでみたら「チョエー」というほかなかった。晩ごはんは、カレーライス、グリーンサラダ、アボカドエビサラダ、切り干し大根とカイワレのマリネ。夜もゲラ。サン・ラー伝再読。

2008年3月1日(土)
あったかいねー朝。氷点下いかなかった。朝から創作。午後はゲラ。「ごはん日記2」の、日記の文章がいまとぜんぜんちがっていて時間がずれておもしろい。「ホラ、見てみい、俺ののど仏、ギザギザやねんど!」「なにいうてんの、あたしの顎の下なんて超伝導やねんで!」。そしてのど自慢はつまらない。晩ごはんは、すき焼きと、小松菜と油揚げと、きゅうりの韓国風漬物。ディジタル写真みる。テレビに機具をつないでモニターとしてみることができる。フランスと渦潮。去年の高野山や直島もみる。こうしてみていると時間がずれている感じはしない。入れ子状に「ふくまれている」という感じがする。



ごはん日記でおなじみの
「まるいち魚店」
▼新刊 発売中▼

●「四とそれ以上の国」(文藝春秋)より発売中

いしいしんじ

【PROFILE】
作家。大阪生まれ。現在、三浦半島の三崎と信州の松本に在住。著書に小説『ぶらんこ乗り』『トリツカレ男』『麦ふみクーツェ』『東京夜話』(新潮文庫)『プラネタリウムのふたご』(講談社文庫)『ポーの話』(新潮社)『みずうみ』(河出書房新社)など、エッセイ・対談『その辺の問題』(中島らも共著/角川文庫)『人生を救え!』(町田康共著/毎日新聞社)などがある。お酒好き。魚好き。メカおんち。きれい好き。

いしいしんじの水洗コーナー
2009.09.10
アトリエダンカン「トリツカレ男」
湯浅湾 港
主演の原田郁子×いしいしんじの対談です!
natalieの特集記事はこちら>
【最近の仕事 2/18更新】
▼ 出版予定 ▼
●単行本「赤ずきん」文いしいしんじ 絵ほしよりこ
(フェリシモ出版)
▼ 出演・催し物など ▼

●冬のメトロ大學「蓄音小説の会」
講師 いしいしんじ


第一部「その場小説」/第二部「蓄音ライブ」

前半、ステージの上で僕が小説を書きながらそれをライブハウスらしい爆音でマイクで読んでいきます。鉛筆を削る音や紙がこすれる音も拾います。
後半は、ブルース、ロックンロール、ジャズから得体の知れない音源まで、20世紀の様々な音楽の、オリジナルの音源であるSP盤を、最強の再生装置「蓄音機」でかけまくります。たぶん「レコード」に関して持っているイメージが爆発します。(いしい)

場所:京都クラブメトロ
日時:2月24日(水) 7:00PM 開場
7:30PM開講→9:20PM終講予定
入場料:1500円(1DRINK付き)
詳しくはこちら >>
ご予約メールはこちら >>
※公演日、お名前、メールアドレス、希望人数を明記の上お送り下さい。

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●いしいしんじの花まつり
@曹洞宗 萬亀山 東長寺


日時:4月8日(木) 開場19:30/開演19:45 
会場:曹洞宗 萬亀山 東長寺
東京都新宿区四谷4−34 TEL: 03-3341-9746
丸ノ内線新宿御苑・四谷三丁目駅/都営新宿線曙橋駅 各駅より徒歩7分

【内 容】
「その場小説」と「蓄音機」の二本立てです。まず、お経を詠んでもらったあと、小説をその場で書きながらマイクで読んでいく、ということをやります。どういうものになるか、その時になってみないとわかりません。原稿のコピーを一枚ずつ、来場した皆さんにさしあげます。それから、ブルース、ロックンロール、ジャズから 得体の知れない音源まで、20世紀の様々な音楽の、 オリジナルの音源であるSP盤を、 最強のタイムマシーン・蓄音機で聴いていただきます。「レコード」とは、こういう音がするものだったのか、と驚愕することうけあいです。
(いしい)

入場料:1500円
ご予約メールはこちら(住吉智恵)>>
お問合せ:東長寺 03-3341-9746

▼ 連 載 ▼
●「自転車日和」(辰巳出版)にて
エッセイ「自転車A面B面」
●「京都新聞」夕刊 第1・第3月曜日にて
「京都猫文字日記」 こちらでご覧いただけます>>
●「真夜中」にて長編小説「雪」
●「読売新聞」にて「本のソムリエ」(不定期)
●「クロワッサン」にてエッセイ「ああ驚いた」
●BAR FLOWにて小説
「みち子の叫び」(CLIPPING 310141)
スクラップブックを使った佐藤理との共同作品
「祝い酒」(POSTER 141310373)ポスターを使ったOSDとの共同作品
ほぼ、月一回連載中

BAR FLOW
港区赤坂8-13-19インペリアル赤坂一番館地下B102
TEL.03-5474-1885
(18時から26時まで営業、日祝休み)

▼ 寄稿・書評・コメントなど ▼

●週刊文春9月11日号に書評 
「四人の兵士」ユベール・マンガレリ著・田久保麻里訳
●別冊文藝春秋四月号にて短編小説
「渦」
●芸術新潮4月号にて紀行エッセイ
「バルザックの家とフジタの家」
●考える人春号にて海外小説
ベスト10アンケート+ドストエフスキー『白痴』エッセイ
同人誌「イルクーツク2」に小説
「塩浄瑠璃」

●別冊文藝春秋1月号に小説「峠」
●芸術新潮12月号にエッセイ
「踊るきのこ 南方熊楠の菌類図譜」
●週刊文春12月6日に書評
「灯台守の話」 (ジャネット・ウィンターソン著・岸本佐知子訳)
●別冊暮らしの手帖
「わたしの好きなインテリア雑貨」
にてエッセイ「わたしと本棚」
●かまくら春秋11月号にて
エッセイ「野性のエレキ」
●エスクァイア12月号にて
エッセイ「ハワイをやる」
●新潮社「波」11月号にて
「ジョン・アーヴィング『また会う日まで』刊行記念座談会」
●「圓太郎馬車」(正岡容著・河出文庫)に解説
●本の雑誌8月号にてエッセイ
「私のオールタイムベスト10 ばさばさと「めくって」きた本たち」
●飛ぶ教室夏号にて
短編「リキテンシュタインの法律」
●「西の旅」夏号にて短編小説「船」
●「パピルス」8月号にて短編小説「小包
●「ナンプレファン」8月号にてエッセイ「自分でも呆れる思いこみベスト9」
●東京人6月号にて座談会
「作家と画家、街の歩き方」
鬼海弘雄×大竹伸郎×いしいしんじ
●銀座百点五月号にてエッセイ「タッちゃんとカッちゃん」
●新刊展望五月号にて対談「『みずうみ』の水面と水底」(デザイナー・池田進吾氏と)
●ビッグイシュー日本版
69号にてインタビュー
特集「わからないからおもしろい」
全国のホームレスが駅前などで一冊200円で売っています。110円が販売者の収入になります。 
●「パウル・クレー 絵画のたくらみ」(新潮社・とんぼの本)にエッセイ「オルフェウスの庭で」


【e-mail address】
mail@mao55.net
【mao55編集部からお願い】
上記メールアドレスで、いしいしんじさんへ連絡をとられる方はメールのタイトルを「mao55編集部【いしいしんじのごはん日記】」と入れてください。「はじめまして...」、「○○と申しますが...」、「ご無沙汰して..」、「至急...」、「会ってもらえませんか」などのタイトルはジャンクメールと処理される場合がありますので、お願いいたします。

【主な著作】

●「三崎日和-いしいしんじのごはん日記2」新潮社より発売中
●「東京夜話」新潮文庫より発売中
●「いしいしんじのキューバ日記」マガジンハウスより発売中
●「いしいしんじのごはん日記」新潮文庫より発売中
●「雪屋のロッスさん」
メディアファクトリーより発売中
●「人生を救え!」
(町田 康 :いしい しんじ)角川文庫より発売中
●「人生を歩け!」
(町田 康 :いしい しんじ) 毎日新聞社より発売中
●「トリツカレ男」
新潮文庫より発売中

坪田譲治文学賞受賞作
●「麦ふみクーツェ」
新潮文庫


●「ポーの話」
新潮社

●短編集
「白の鳥と黒の鳥」
角川書店

文庫版「ぶらんこ乗り」は、新潮文庫の100冊にはいりました。
●『ぶらんこ乗り』
新潮文庫

●『絵描きの植田さん』
ポプラ社


●『プラネタリウムのふたご』
講談社


第18回坪田譲治文学賞 受賞作品
● 『麦ふみクーツェ』
理論社

●『トリツカレ男』
ビリケン出版)

【amazon.co.jpで買える
いしいしんじさんの著作本はこちら】


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