2016年1月

2017.02.21 update
2017年01月06日(金)

9時5分京都駅発名古屋行きののぞみ。名古屋でしなのに乗り換え、12時過ぎ、およそ4年半ぶりに松本へ。駅前でお義母さんと合流。東京からかがやきに乗って長野経由できはった。松本、びっくりするくらいあったかい。あの寒さはどこへいったのか。レンタカーはXトレイル。はじめての四駆らしい四駆にひとひ大喜び。なつかしい里山辺へあがっていく道沿いの風景は、住んでいたころとほとんどなにもかわっていなかった。そして宇宙一のそば屋「田舎家」。ご主人もおかみさんも元気。その一品だけでコース料理になれる「鴨せいろ」もあいかわらずものすごいおいしさ。コース料理、というのは、まずおそばだけをなにもつけずに味わい、そばつゆに少しひたして味わい、ねぎ、そして鴨、だんだんとハーモニー的に味わい、そうして一気に食べつくしたら、旧曲のデザート、箸が立ちそうなくらい濃厚なそば湯をそばつゆに注いでいただきます。もうほかになんもいらん。園子さんの親友まりちゃんが旦那さん、息子さんといっしょにきてくれた。2歳のゆうたくんはひとひとおなじく乗り物、とくに貨物列車が好き。男の子ってみんな身近にある大きな動くものが好きになるもんですな(ひとひはバス)。なつかしいみなさんに手を振り、Xトレイルで鹿教湯温泉に出発。めざすは、なにか大きなことが終わったらいつもここへ休息にきていたお宿「三水館」。無駄なところがなにもない、薪ストーブの、木のうろにこもるような建物。足音のひとつひとつさえ土地のふるえを感じさせてひびく。園子さんとお義母さんはさっそく温泉へ。僕とひとひはバカな歌をうたいながら温泉街散策へ。へんな、アールプス、いぬアールプス、ねこアールプス、へんなアールプス、うえアールプス、したアールプス。記憶がよみがえる。骨折していることに気づかず足をひきずってのぼりおりした鹿教湯温泉センター。ひとひにあのすごい渓谷と橋をみせてあげようと、手をつないでおりていく。氷の円筒がいくつも立っているなあ、とおもっていたら、年末から年始にかけて行われる「氷とうろう」の真っ最中だった。種火をもらって、円筒のなかに立てられたろうそくに火を灯していく。薬師堂まであがってお参り。鹿教湯のひとはみんな親切だ。翁まんじゅうを食べないではいられなかったひとひ、パクパクと平らげるや「さむいー、はやく、おふろにはいりたくて、たまらへんー」といいながら駆け出す。かとおもえばあぜ道にのぼり、凍りついた雪にシャクシャク足跡をつけていく。京都でなく信州でそだったらどんなひとひに育ったろう、とまあ、それはおいといて、部屋に戻り、はじめてひとひが積極的にゆかたを着おわると、そこへ園子さんとお義母さんが帰ってきた。われらは男湯へ。誰もいないので真っ黒いコウモリくんとウミガメくんをお湯の中に放す。「あー、きもちえーなー」とひとひは顔じゅうとろかせて笑っている。晩ごはんは、メインが「ねぎ鍋」。鹿肉バツグンにうまい。信州の野菜はやはり現地で食べると顔を土に埋めたくなるくらいおいしい。そういえば今日松本についてはじめて口にしたものは・・・田舎家さんに駆け込み、その勢いでご主人にいきなりお願いした「水道水」だった。僕は死ぬ間際になにか飲みたいものは、ときかれたら迷わず「うぐぐ、まつもとの、すいどうの、水」とこたえるであろうくらい、この町の水が好きだ。草刈りのあと、なにか書いたあと、寒い朝、口に含むとそれだけでこの土地に生きていることがからだの深みからくるふるえで感知できた。今日ひと口ふくむとやはりからだが喜びにふるえた。ごちそうさまでした。部屋に帰って9時に布団にはいるとそのまま眠ってしまう。園子さんとこたつでお酒でものもうとおもっていたのに。2時半頃目が覚めて依頼原稿。信州の夜の寒さからこの三水館はたのもしく守ってくれる。

2017年01月05日(木)

10時過ぎまで寝坊。こりゃ、昼寝つきだな。オカユたべ、園子さんは京都駅、僕とひとひはホホホ座。だれもいてへんやん。木屋町名物、長浜ラーメンいきましょうか。加地くんは丹波橋で足止め。山下くん、芳賀和尚さん、堀部さん。ずっといると、いろんなひとがやってくるもんだな。大音響で、きのう加山さんにもらったお土産「チキチキマシン猛レース」のDVD堪能。そして、椅子と人形をつんだスズキのくるまでうちへ。鯛と豚しゃぶ。モロッコいんげんのおしたし。長芋千切り。食事中にクイズ。チンチン電車の走っている日はなんにちか。日生で有名なお好み焼きはなにお好みか。ひとひはずばり一発であてました。なるたけ早めにふとんのなかへ。

2017年01月04日(水)

ひとひと園子さんは鳩当番でせいかつだん。僕は大阪駅から京都。人形劇は無謀にも「曽根崎心中」に決める。しかも「ロックンロールそねざき心中」しかも10分くらいで。シトロンブレであけましておめでとう。ホホホ座にいったらなんもない。ツバクロいったらお餅むしむしむし。さーて4時にもってかえり。お餅はひとを呼び寄せる。あっという間に店内満杯。5時、6時になってようやっと演芸。シェリーねえさんのマジックショー、僕の「ロックンロールそねざき心中」、中西くんの朗読、山下くんの朗読、加地くんの弾き語り、悶亭乳尊のスターウォーズ漫談。それから湯浅さんショー。シングル60のラストは「じんじろげ」で褒められた。映画「我が道を行く」傑作。一曲はひとひと湯浅さんの愛の歌「一日」でした。ツバクロになだれこみ、ひとひと園子さんは12時まで、僕たちは3時まで、それから湯浅さんたちは5時までボウリングにいったってえから、さかだちした豚だね! タフだね!

2017年01月03日(火)

チンチン電車に乗って住吉さんへ。園子さんは喫茶店で待つ。三日目ともなると太鼓橋はすいているのですね。お参りすませ、東粉浜商店街のたこ焼き屋さん「馬恋」へ。いやー、ここはほんまおいしいです。ひとひは明石焼きを十二個食べた。たこ焼きは孝典、育子ちゃん、園子さんと僕が食べました。チンチン電車で帰りましょう。ちょっと万代池を走ると急に冷えてきた空気が胸を刺す。晩ごはんは、カニの爪グラタン、まるいちのまぐろ、大根のステーキ、ばら寿司と、バラエティ豊かに。ひとひは三杯おかわりをする、まぐろのせばら寿司。夜中はミモレットチーズを削って大人の時間。今年は三が日でワインのボトルが30本あきました今年。日本酒の一升瓶は12本だそうです。「ゴミ出しするのんはずかしいわ」とうちの母。ワイン好き。

2017年01月02日(月)

その鯛をみんなで食べました。伊勢エビの刺身くらい甘い味ではち切れそうだった。園子さん、ひとひとでかけたのはJOSHIN。トレインショーティの「紀州路快速」。南海の受付で「8300系」。JRと南海の列車をもって南海に乗る。ひとひがうちでコツコツ作るのを見守っていると、毎年のごとく加山さんがやってくる。今年ちがうのは、加山さんが撮影・編集した、僕のドキュメンタリー作品が完成したこと。そのお披露目の試写会を、実家のお正月で、という運びになった。「いしいしんじの、十二のお話」泣ける。時間の厚み、輝き、重さに気が遠くなる。それを加山さんはたったひとりでここまで運んだ。加山さんと知りあえた幸運にひたすら感謝。2歳のひとひは人間じゃないかわいさをもっている。終映後みなで拍手。加山さん、五人目の兄弟! ほんとうにありがとう! 

2017年01月01日(日)

鯛に尽きる。河上先生がもってきてくれた加太の鯛。その運命は料理上手で力持ちの、重光伯父さんの手に託されることに。そうして、叔父さんと鯛は、海で別れ、やっと陸で会えた夫婦みたいに包丁ごしに添い遂げた。感激。それに万代池のサッカー。泉ちゃん、惠ちゃん、ひとひ、克典夫婦、孝典夫婦、僕。全員でボールを奪い合う。MVPは実家の母つまり大阪尾おばあちゃんだ。もうすぐ80歳。晩ごはんは手巻き寿司。ひとひのみ握り寿司。ゆうべのチョー夜更かしのせいで、ひとひは一日中キゲンが最悪。眠りが足りてるおとくんは終始ゴキゲン。さー今夜は早寝だオー!